トビタテ!留学JAPANに選出された5年生(高校2年)のY.M.くんが、7月24日に日本を出発しました。
留学先のアフリカのタンザニアから、報告書が届いております。
タンザニア報告書 Y.M.
初めてのアフリカということで不安や希望を持ちながら出発させていただきました。
アフリカに着いてまず思ったことは、何もないということです。そして、途上国の現実を知りました。
それからタンザニアに行きました。2日ぐらい荷物が届きませんでした。3日目にやっと荷物が届きました。
また、海外用で携帯をレンタルして持って行きましたが途中の空港に置き忘れてしまいました。
そのことを現地の人へ伝えるとすぐに空港に電話をしてくれました。そのとき、心の温かさを感じました。
僕は、中学一年の頃から途上国の人を助けたいと思っていました。
しかし、生活してみるとそんな甘いものではないと感じました。
例えば、日本には100円均一がありそこで大抵のものは揃います。
しかし、タンザニアでは、欲しいと思ってもなかなか買うことができません。いろいろな店を回らないと買えません。
また、計画停電というのがあります。水曜と土曜に朝7時から夜7時迄電気がつかなくなります。
シャワーを浴びようと思っても日本みたいにいっぱい出るのではなく、結構少なく出ます。
感謝なのは、お湯が出ることです。
食事は、朝と夜は自炊をして昼は学校の料理を頂きます。
朝はパンと目玉焼き昼はウガリに豆汁をかけたもので、夜は自然米にアボガドをのせてわさび醤油をかけたものと
野菜炒めやおひたしを食べています。
日本では生活することに対して考える必要がありません。
強いて言うならば、お金がなければ節約をして、上手く生活するために考えます。
しかし、アフリカはそういうレベルではないと思います。生きていくために、考えて生活しないといけません。
そのことがわからない日本人が多くなっている分、自殺者も増えていると思います。
当たり前になっている生活に感謝しなければならないと思いました。
そして、生きていることに感謝できるようになりました。実際に体験することは、本当に大切なことだと思います。
今日、現地の子供達とサッカーで交流しました。みんな楽しんでいて、自分も楽しむことができてよかったです。
サッカーのおかげで話すようになった人もいます。
やはりスポーツというのは、人と人とが心と心で通じ合うことができる魔法のようなものだと思います。
タンザニアにいる時でしかできないことを精一杯させてもらい、悔いのないように生活したいです。