トビタテ!留学JAPANでアフリカのタンザニアへ留学している5年生(高校2年)のY.M.くんから、7月30日から8月2日までの報告が届きました。
タンザニア報告2 Y.M.
30日は、1日中買い物に行きました。初めにレンガを買いに行きました。
そこは、8人家族で小さい子供が何人かいました。
その子たちと写真を撮り、それを見せるととても笑顔になりました。
鏡もないから自分の顔を見ることもないだろうなと思いました。
小さい子供でも学校に行かずにしっかりと働いています。
そして、遊び道具がないからタイヤを木で引いて遊んでいました。
また、学校に行けても家から学校が離れているため長い距離を歩いて頑張っています。
この事は、話では聞いていましたが、実際に自分の目と体で体験してみると心が痛みました。
ここの人たちは、親は子を思い、子は親を思う心がすごいと思いました。
日本では、この心が失われているから子供を平気で捨てたり虐待したりすると思います。
思ったことは、まず家族が一つになり、お互いに思いやることができないと世界は一つにならないということです。
31日は、カレーをみんなで作りました。 ピーラーでうまく皮をむき、包丁で上手く野菜を切っていました。
日本のカレー粉を何回も「いい匂いだ。」と言っていました。
みんないろいろのことに興味津々で、カレーのことでいろいろな質問をされました。
その後、スイカ割りをしました。みんな楽しそうでよかったと思います。
1日は、数学の授業に20分入りました。
やっている内容は難しくありませんでしたが、全部英語なので何を言っているのかさっぱりでした。
みんな積極的に意見を言っていてすごいと思いました。
自分は、もっと英語の勉強をして、今度はみんなに教えられるぐらいになりたいです。
ガーデンでは、階段作りをしました。 ガーデンが憩いの場になり、そこに行くために必要な階段を作りました。
近所の子供達も手伝いに来てくれました。
彼らは、スワヒリ語しか喋れないので、何をするにも言葉なしのジェスチャーで伝えました。
言葉は通じ合わなくとも心や笑顔は通じると改めて思いました。
2日は、コンピューターの授業に入りました。
みんな何も知らなくて、Word以外のファイルが開いてしまったら、「キャー」と言っていました。
人は、皆初めてすることは何もわからない。
だから、神様からしっかりと勉強するために命を授かっていると思います。
人が学ぶために生きる。それだから人生という言葉があると思います。