１１月４日、５日と服部クッキングによる３年生の食事作りが行われました。
今までの食事作りは、大量調理ということもあり、どうしても作業になってしまっていましたが、
今回より食事作りにおける意義の明確化ということで、「中流家庭での生活において困らない程度の
家事（料理）能力を身に付けさせる⇒生徒が自立した生活を送る際、心身ともに健やかに過ごせる
ための食事が作れるようにする」という目標を立て、「複数献立（ご飯、汁物、言葉、副菜）調理に
おける作業手順（段取り）の把握⇒計画性と準備の重要性」「５つの調理法（煮・焼・炒・揚・蒸）
の学習」に乗っ取って体験して行きます。
今回はそのうちの「焼」をテーマに「鮭のチーズ焼き」を全員がフライパンで焼くという作業を行いました。
美学院に来てからコンベクション以外で魚を焼くのは初めてで、最初は恐る恐るでしたが、
慣れて行くうちに皆一流の料理人のようなフライパンさばきになっていました。
その他にも付け合わせ・副菜と班ごとに順番で回っていき、最後は全員で盛り付け
作業をしましたが、皆てきぱきと美しく盛り付けることができ、どの顔にも満足感がみなぎっていました。
今後、このようなスタイルの食事作りを、服部クッキングの監修では月２日×２セット行い、適切な
調理時間、チームとしての行動、作業工程表の見方、準備の大切さ等を各調理法を経験しながら
その段階に応じて学んでいきます。